iPhone13が発売され、5Gミリ波対応とアナウンスされましたが、日本ではミリ波は使えず、同じ5Gでも速度の遅いSub6のみの対応です。
皆さんが想像するような5Gの超高速通信には対応していません。
5Gには2種類ある。
超高速、超低遅延、多数同時接続を売りとしている5Gですが、このイメージはミリ波のもので、Sub6ではそこまでの性能は発揮できません。
そしてiPhone13はミリ波対応と発表していますが、日本のミリ波には残念ながら対応していません。
整備が進んでいないミリ波に対応していないことは、今は問題ありませんが、iPhone13を購入して何年も使いたいと思う人は要検討と思います。5Gのミリ波がどのくらいの期間で普及するか、その頃対応機種が欲しくなる?
私は、今は安い型落ちモデルを購入して、ミリ波が普及した段階で対応機種を購入することにしました。
Sub6
Sub6は、5Gの規格で4Gに比べて速度向上はありますが、さほど大きな向上ではありません。
その代わり、1つの基地局あたりの電波到達範囲が広く、4G技術を流用できるため基地局の整備が容易という利点があります。
そのため2021年現在エリアが広いのはSub6エリアです。
周波数帯は、6GHz未満をSub6として定義されており、日本では3.7Ghz帯と4.5Gz帯が使われています。※ちなみに4Gは3.6GHz帯でした。
iPhone13 pro/Pro MaxがサポートしているSub6の周波数帯は、n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n25 / n28 / n29 / n30 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n71 / n77 / n78 / n79。この内日本で使われているのは、n77、n78、n79です。
iPhone12ではアメリカ版のみがミリ波に対応していました。
ちなみに、Sub-6の技術は中国主導で進められたものです。
Sub6の速度
Sub6の速度は理論値で1.6Gbps、実効速度は4Gより数割速度向上、速度は比較的安定しているようです。
ミリ波
5Gのイメージとして訴求されているものは、ミリ波といわれる28GHz以上の周波数帯を使ったものです。
対して日本で使われているミリ波バンドはn257のみですが、iPhone13はこの周波数帯には対応していません。
ミリ波の速度
ミリ波の速度は理論値で下り10Gbpsですが、2021年げ内携帯3キャリアは上り4.1Gbps、上り480Mpbs。楽天モバイルでは下り2.8Gbps 上り273MbpsSub6を束ねる研究
※対応機種は限られているものの、複数のSub6周波数帯を束ねて高速化を図るサービスもドコモで開始されています。キャリアアグリゲーションといわれる技術で、これによりミリ波と同等かそれ以上の速度を実現しています。