BOYA BY-WM3T2-U1 無線マイクレビュー:オンラインレッスン トレーニング、ヨガ、ダンス向け、ノイズキャンセリング機能オフ可能、Bluetoothイヤホンとの比較評価

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オンラインレッスンで使うマイク、もっと音が良いものはないかな?
音楽も一緒に流せるものはないかな?動き回れるから無線がいい。
ノイズキャンセリングをオン・オフしたい。

沢山のマイクやBluetoothイヤホンを試してきた筆者が行き着いたBOYA製 BY-WM3T2-U1を紹介するぞ。
筆者はオンラインで体幹トレーニングやダンスを教えている。動き回りたいから固定マイクは無理、AirPods Pro(第一世代)よりもっと上のレベルがほしい。
値段は1万円以下で。

そんな人におすすめの記事じゃ。

 

体を動かす系のオンラインレッスンで大事なマイクのクオリティ

オンラインレッスンでのマイクの重要性

体を動かす系のオンラインレッスンでは、講師の声がしっかりと受講者に届くことが非常に重要です。聞き取りにくいと、受講者はストレスを感じ、講師が伝えたいことも伝わりにくくなってしまいます。

音声のクオリティを上げることの重要性は、Youtuberや音声配信者がマイクにこだわっていることを見ても明らかです。彼らのように、オンラインレッスンでも高品質なマイクを使用することで、受講者にストレスなく情報を伝えることが可能となります。

移動中の音声伝達の問題点

特に部屋の中を移動する、パソコンやスマホから離れるオンラインレッスンでは、自身の声が聞こえづらくなることがあります。これはZoomやTeams、Googleチャットなどのツールがノイズキャンセリング機能を搭載しており、講師の声自体をノイズと判断してしまうためです。

マイクを無線にするときの選択肢

音声のクオリティを上げるためにはマイクのクオリティを上げる必要がありますが、体を動かす系のオンラインレッスンの場合はマイクを無線化する必要があります。
筆者もオンラインレッスンを始めた頃は、固定マイクを使っていました。
指向性マイクやガンマイク、評判の良いウェブカメラ内蔵マイクを購入してみましたが、良い結果は得られず、しばらくはBluetoothイヤホンを使っていました。

 

Bluetoothイヤホン AirPods proとAnker、両耳つながるタイプ

かなり数多くのイヤホンを購入してきましたが、マイクが口元に来るタイプの両耳がつながるタイプ、そして以下の2つのマイクの性能はまずまずでした。

Anker Soundcore Life A2 NC

2021年のイヤホンなので、ちょっと古いですが10種類近く使ってきた完全ワイヤレスイヤホンの中ではAirPodsProについで良いマイク品質でした。後継機種もたくさん出ています。

AirPods Pro

しばらくは、AppleのAirPods Pro第一世代を使っていましたが、オンラインレッスンが続いたときの電池持ちや、もう少しマイク品質を上げたいという欲求から今回の記事を書いています。
AirPods Proは第1世代を使っていましたが、第2世代の方が音声品質は高いようです。ちなみにお値段も約4万円に値上がりしています。

Yahoo!ショッピングで2万円前半の販売されている激安AirPodsPro第2世代は精巧に作られた偽物のようです。
レビューを見るとAppleにネット経由で登録できたから本物だったという声と共に、音に違和感を覚えてApple Storeに持ってゆくと偽物と判断されたという声が散見されます。私も買いそうになりましたが、ぎりぎりこのレビューを見つけて踏みとどまりました。想像するにそこそこのクオリティーで作ってシリアルナンバーを偽装したイヤホンなんだと思います。Yahoo!ショッピング以外の通販サイトで見かけないので、Yahoo!ショッピングの審査やクレーム対応が甘いんだと思います。

意外とダメだった片耳イヤホン Poly VOYAGER 5200

非常に評判が良く、1万円以上する片耳イヤホン、PolyのVOYAGER 5200も購入してみましたが…

イヤホンマイク自体に搭載されているノイズキャンセリング機能が強すぎて、静かな室内で使うと自分の声をノイズと誤認して消してしまうことが多かったです。特に、床や壁に近づいて自身の声が反響する状態だと、自分の声が顕著に消えてしまいます。

そして、残念なことに、VOYAGER 5200自体のマイクについているノイズキャンセリング機能をオフにすることができないため、対処の方法がありませんでした。※Zoomのノイズキャンセリングをオフにしても、同様の現象が発生してしまいます。

Poly VOYAGER 5200のレビューをよく見てみると、外で使っている人やノイズの大きな環境で使っている人の評判が良いようです。Polyはコールセンターを得意としている会社なので、他の人の声を消す能力も高いと思います。

正直、私の使い方では使い物になりませんでした。

Bluetoothマイクの限界について調べていくうちに驚いたことがあります。
Bluetoothイヤホンは様々な企画があり、音質を高めるコーデックやBluetoothバージョンが存在します。しかし、これらはすべて音楽を聞く側の音質向上に焦点を当てており、マイク音質の伝送にはBluetoothの規格上の限界があるようです。

各社はマイク音質を高めるために、イヤホンに複数のマイクを搭載したり、ビームフォーミングで口元の音を拾おうとしたり、口元にマイクを寄せたりしています。しかし、結局のところ、企画の限界があるということです。これはネット上で見聞きしただけの情報ですが、経験上、なんとなく納得がいきました。

2.4Ghz接続のマイク専用機 ラベリアマイクが最強!

ラベリアマイクはご存知でしょうか?よくテレビ番組でも使われているシャツのところについている小型のピンマイクのようです。
動き回る移動の多い現場で使わることが多く、テレビやYoutubeでもよく見かけますね。

Rode Wireless Goが無敵だけど高い。そして送信機が邪魔。。

ラベリアマイクとして有名なものに、Rode社のWireless GoとLavalier GOのセットがあります。はっきり言って、これを超えるものは存在しないと思います。シェアもNo.1でしょうし、マイク音質も非常に良いと評判です。

しかし、問題はその価格と、PCとの設定が面倒であることです。さらに、有線ラベリアマイクをつなげる送信機も必要です。これらを合わせて4万円という金額を出すには、私にとってマイナス要素が大きすぎました。

BOYA社のBY-WM3T2-U1がベストな選択肢!

私が最終的にたどり着いたマイクは、BOYA社のBY-WM3T2-U1でした。
※特にBOYA社から案件依頼を受けているわけではありません。

BY-WM3T2-U1は、送信機とラベリアマイクが一体化しており、受信機をUSB Type-CでMacに接続して使用しています。

自分で試してみても、オンラインレッスンの参加者に聞いてみても、AirPods Pro 第一世代よりも聞き取りやすいと感じました。電池の持ちも長く、マイク付きの送信機が非常に小さく、付属のクリップで簡単に胸元のシャツに固定できます。

ペアリングも一瞬で、何よりもノイズキャンセリングのオン/オフが送信機のボタンを2回押すだけで切り替えられることが素晴らしいです。Zoomのノイズキャンセリングをオフにし、BY-WM3T2-U1のノイズキャンセリングもオフにすれば、音楽やBGMも自然に流すことができます。

参加者が発言するときの音声はMacの本体から出力させていますが、特にハウリングなどは起きていません。また、イヤホンをせずにレッスンができることの快適さには驚きました。

価格もAmazonであれば、約6,000円で購入できます。

難点があるとすれば、電池残量がわからないこと。10時間の電池持続と書いてあるので、さほど心配はないのですが、残量表示がないで頻繁に充電してしまいます。この記事を書きながら10時間ということを認識したので、今後は充電頻度をもう少し減らそうと思います。

 

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