MacBook Pro 2019 16インチが発売されてから約4年が経ちます。このモデルは発売当初からフラグシップ製品として、メインマシンとして家でも外でも利用できるよう設計され、多くのユーザーに選ばれました。私自身もその一人であり、現在はいくつかの問題点からアップグレードを検討しています。
MacBook Pro 2019 16インチで感じる問題点
サーマルスロットリングによる発熱問題
Core i9と外部GPUによる発熱は中々のもので、通常使用でも40~70度、OBSやZoomなどを使って高負荷状態にすると90度を超えることがあります。
高負荷時の電源供給力不足
電源供給はUSB Type-Cを経由して行われ、最大で100Wまでです。しかし、MacBook Proがフルパワーで動作するとこの数値を上回ることがあり、電源を接続していてもバッテリーの消耗が見られます。
接続端子の数
ノートパソコンとしては優秀な方ではありますが、USB Type-Cポートが4基しかなく、そのうち1つは電源供給を兼ねています。私のように接続機器が多い場合、複数のUSB Hubを接続する必要があります。
Mac Studio M2 Maxの優位性
冷却性能の向上
Mac Studioは本体の半分を冷却用のファンとして利用しているため、優れた冷却性能が期待できます。
電源供給力の向上
Mac Studioはバッテリーを搭載しておらず、CPUが最大駆動時に消費する電力が240Wとなっているため、MacBook Pro 2019に比べると倍以上の電源供給力があります。
接続端子の数
Mac Studioはデスクトップ機らしく豊富な端子数を持っています。USB Type-C端子だけでも背面に5、前面に2の合計7ポートがあり、さらに背面にはUSB Type Aも2ポート搭載されています。また、MacBook Proとは異なり、LANポートとHDMIポートも
Mac Studio M2 Proに乗り換えるデメリット
Mac Studio M2 Maxは、Appleの最新のデスクトップですが、MacBook Pro 2019 16インチモデルからの移行においても、いくつかのデメリットが存在します。
内蔵スピーカーがない
MacBook Proの大きな魅力の一つは、その卓越したオーディオパフォーマンスです。スピーカー接続不要で、すぐに高品質な音を体験できます。
一方、Mac Studio M2 Maxには内蔵スピーカーがありません。もちろん、AirPlay、3.5mmヘッドホンジャック、USB Type-C、HDMIを通じて音声を出力することは可能ですが、そのためには追加のデバイスが必要になります。この点、MacBook Proの単体で音を出す機能は大きな利点と言えます。
キーボードとマウスが必要
Mac Studio M2 Maxを利用するためには、別途キーボードとマウスが必要となります。Apple純正のものを選ぶと、約3万円の追加費用が発生します。既存のキーボードはもちろん接続可能ですが、無線接続が途切れたときの対策として、有線接続可能な状態を保つことが重要です。Apple純正のキーボードは無線接続ですが、充電時やペアリング時には付属のUSB Type-Cケーブルを使用します。この問題は、2.4GHz接続のUSBドングルを利用するマウスやキーボードで解決できるかもしれません。
本体にディスプレイがない
当たり前のことですが、私の場合これまで大型のディスプレイにMacBook Proを接続して、大きな作業をする際はMacBookプロのディスプレイをサブディスプレイとして使っていました。
Mac Studioに移行することで外部ディスプレイ1枚で作業する、もしくは更にディスプレイを追加することとなります。ただこれは逆にメリットでもあって、これまで外部ディスプレイをメインディスプレイとして設定したために、外部ディスプレイのスイッチを切って本体のディスプレイで作業をしているとメインディスプレイに表示されるウィンドウにアクセスできないという問題が生じていて、乗り換えることでこのデメリットから開放される喜びは大きいです。
Mac Studio M2 proの意外な情報
海外有名YouTuberの情報ですが、Mac Studioに搭載されているSSDは最小構成の512GBと他の容量では性能差があるとのこと。買うならば28,000円追加して1TBのモデルにしたほうが良いとのこと。
以上、Mac Studio M2 Proを購入するか迷っている筆者の心の内公開でした。
購入先
2023年6月22日現在、Mac Studio M2 ProはAmazon.co.jp、Yahoo!ショッピング、楽天市場での正式な取り扱いはないようです。
SSD 512GBモデルの標準モデルは、Yodobashiカメラ、ビックカメラ、EDION等がオススメです。ポイントがつくため、Apple公式ストアよりもお得です。
またApple Store購入ジに1%の楽天ポイントが貯まる楽天リーベイツも2023年6月29日現在対象外です。