今、世界で3億人のユーザーが使っているとも言われるビデオ通話、会議サービスのZoom。
セキュリティーの問題を指摘する声もある中、なぜ利用している人が多いのか?
自分がZoomの有料プラン契約をするために、機能を精査して、他のソフトとも見比べた理由を書きます。
比較検討したビデオ会議システムは、LINE、Skype、Facetime、Whereby、Webex Meet、Google Meet。
※いずれもサービスもZoomを、追従して、新しいサービスを取り入れていますので、2020年4月20日時点での情報で比較します。
Zoomのココが優れている。
Zoomが優れている点を、私が思う順番で箇条書してゆきます。
1.会議参加者のアカウント登録が不要!
これが一番大きいと思われます。ビデオ通話といえば老舗のSkype、最近ではLINE、Facetimeが有名でしたが、いずれもアカウント登録が必要で、Facetimeに至っては、Appleユーザーしか利用できません。
LINEは、利用者が多いので、その点は若干有利ですが、海外の参加者がいると厳しいでしょう。
Wherebyも、アカウント登録が不要です。
2.通信品質が安定している
これは、凄く大事なところで、見落とされがちですが、同じビデオ通話において、映像が安定しているということは重要です。
あまりに通信環境が悪いと厳しいですが、Wherebyで動画がカクカクしてしまう状況で、Zoomに切り替えたところスムーズになったという経験があります。
3.100人まで無料で同時接続可能
Wherebyが4人まで、Skypeは50人、LINE200人! Webex100名!
4.録画できる
ビデオ会議の様子を録画することが出来ます。
録画は後で見返したり、欠席者がいるときに非常に便利です。
無料版でも、PCに録画データを保存することができます。クラウド録画、スマホからの録画は有料です。
5.画面共有機能が優秀。
動画や、ブラウザなどのウィンドウ、バーチャルホワイトボードなど、機能が豊富です。
動画など音声を共有する場合は、共有ボタンを押した後で、「□コンピューターの音声を共有」のチェックボックスをオンに設定をすることで、再生がスムーズに行われます。
ホワイトボートの機能も非常に充実していて、パワーポイントのような使い方ができます。
6.参加のタイミングを、コントロールできる。
待合室という機能があり、会議の開催者が参加をコントロールできます。
参加者が会議室URL等からアクセスすると、まず待合室に入室することになり、開催者の承認を待っていますという表示が出ます。
そのとき開催者は、参加ボタンから待合室を表示させることで、承認待ちとなっている参加者一覧を見ることができます。一覧上に許可ボタンも出ています。
7.参加者のオーディオをコントロールできる。
会議の開催者が、参加者のマイクのオンオフをコントロールできます。
操作やマナーがわかっていない参加者がいた場合に、便利です。
これ会議の品質を保つ上で、結構大事です。
8.ビデオ会議のIDを複数作ることが出来る。
チームや、グループごとに会議室を作ることが出来ます。
個人ミーティングIDを使って会議をすることもできますが、これは無料プランでは変更ができないので、沢山の会議グループがある場合は、使い分けると便利です。
またそのID別に、スケジュールを設定できるので、管理も楽ちんです。
9.セキュリティーの対策がされている。
セキュリティーの問題も指摘されていますが、私の印象では、特に悪意のあるもの、他のビデオ会議サービスに比べて特に劣っているとは感じませんでした。指摘されたセキュリティー上の問題も、随時アップデートして対策しており、会社の対応の仕方も印象は良いです。
Zoomセキュリティーに関しては、別の記事に書きました。
10.知名度、普及率の高さ
圧倒的な普及度があり、テレビやネット対談、学校等での導入シェアも圧倒的です。
一部の重要機密を扱う企業や、国家レベルの利用者は、セキュリティー問題の指摘があるため、利用を避けています。
利用者が多いということは、情報もたくさんあるこということです。わからないことがあっても、ネットやYoutubeで検索すれば、いくらでも解決策や、便利な利用法を調べることが出来ます。これはかなり重要。
一番の弱点は、
無料で接続できる時間は、40分まで
Zoomの全部を無料で使おうとする気持ちが、間違っているのかも知れませんが、無料で使いたいユーザーは多いと思います。
注意が必要なこととして、40分のカウントは、待合室への事前入室を許可している場合は、入室された時点で時間のカウントが始まるところです。
また主催者も5分前には入室しておこうと、考えた場合も当然そこからカウントされます。
ただ、一度会議が終了された後に、再度同じミーティングIDで再接続することは可能なので、気心しれた関係であれば、問題にはならないでしょう。
また40分以内に会議を終えるといった、時間管理に役立つといった側面もあります。
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